新しいものづくりがわかるメディア

RSS


紙を引き出すと歌声が?——音声再生トイレットペーパーホルダー「Singing Toilet」

Raspberry Pi財団は、Raspberry Pi活用事例として、トイレットペーパーを引き出すと歌声が響くトイレットペーパーホルダー「Singing Toilet」を公式ブログで紹介した。

スウェーデンのクリエーティブエージェンシーSnaskのトイレの壁には、トイレットペーパーホルダーが8つも据え付けられている。これは、スウェーデンを拠点に活動しているアーティストMax Björverud氏による作品で、紙を引き出すと、ホルダーごとに異なる聖歌風のコーラス音声が流れるインスタレーションだ。

Singing Toilet

使用したのは、Raspberry Pi Zero、Raspberry Pi用アンプモジュール「HiFiBerry AMP」、Arduino Mega、ホールセンサー、磁石だ。ペーパーホルダーに設置したホールセンサーと磁石はArduino Megaと接続していて、紙が引き出される速度を計測する。音声は、紙が引き出されている間じゅう、一定の音程で再生されるようにサンプリングされている。音声再生にはPure Dataを使用し、Raspberry Pi Zeroで実行している。

Björverud氏によれば、このプロジェクト自体はかなり単純なもので、実際に曲を演奏できるようであればやってみたいとも思うが、紙を引き出すだけでも面白いという。ただ、トイレットペーパーは必ずいつかは交換することになるため、芯棒の端に取り付ける磁石設置用3パーツを3Dプリントするには時間がかかったということだ。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る