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まるでSFシューティングゲームの武器——ガウスライフル「GR-1 Anvil」が予約受付中

近未来的な武器を開発するアメリカのスタートアップArcflash Labsは、セミオートマチックの高電圧ガウスライフル「GR-1 Anvil」の予約販売を開始した。

ガウスライフルとは、電気回路で発生させた電磁気力で投射物を加速させて撃ち出す装置で、コイルを使用するものは「コイルガン」とも呼ばれる。同じく電磁力を使って投射物を発射する装置に「レールガン」がある。レールガンが、2本のレールとなる電極棒に金属片を乗せて電気回路を構成し、電流を流して撃ち出す仕組みであるのに対し、コイルガンは直列に配置された複数のコイルの内部を通過する金属片を、各コイルで順に加速して撃ち出すというものだ。

電源はリチウムポリマー充電池で、8個の高圧電解コンデンサーとデュアルクランプ型疑似共振インバーターを使用し、最大毎分100発の頻度で射出できるという。弾体には、直径10~12mmの強磁性体を使い、秒速最大75mで発射する。発射直後の弾体がもつ運動エネルギー(マズルエネルギー)は、最大で100Jに達する。10発の弾体が入る弾倉を備え、独自の可変マガジンシステムにより、3種類の長さの弾丸(32mm、42mm、52mm)を装填できる。

バッテリー、弾丸を除く本体重量は20ポンド(約9キロ)と決して軽くはないが、携帯可能なサイズを実現しており、同社は「おそらくこれまでに開発された携帯用コイルガンとして最強だろう」と述べている。GR-1 Anvil本体の販売価格は3750ドルで、同社のサイトでは10%オフの3375ドルで予約受付中。アメリカ国外へは販売していない。

なお、火薬を使わないため装薬銃ではないが、100Jのマズルエネルギーは小火器に近いレベルであり、日本国内では法律による規制の対象になると思われる。

fabcross for エンジニアより転載)

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