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近未来の通勤用バイク——独自の可変ピッチ機構で水平飛行できるホバーバイクを開発

米Horizon Aeronauticsは米Blainjett Aviationと共同で、新型ホバーバイクを開発中だ。水上バイクのような形状で、独自のリフトローターで安定かつ効率的に飛行し、都市部の近距離通勤に革命をもたらすとしている。2022年後半に、試作機を発表する予定だ。

Blainjettの特許技術である「ダイナミック可変ピッチ(DVP)」は、ヘリコプターのように機体を傾けて前進するのではなく、独自のカムとフレキシブルプレートを利用してローターブレードのピッチを変更する。このコンセプトが、常に機体を水平とするHorizon Aeronauticsのホバーバイクのシステムに合致したという。

開発中の電動ホバーバイクは、長さが3.58m、幅が1.27m、高さが1.23m。乾燥重量が380kgで、搭乗人数は1~3人を想定している。BlainjettはDVPを応用した「半球型リフトローター」を考案し、6つのローターを機体の下部に配置した。各マルチブレードローターは外側半分だけ露出していて、前進するときは、ローターが外側を通過するときにのみブレードピッチが増加するという。

この半球型リフトローターは、ダクテッドファンや小型ローターと比べて、効率、出力密度ともに2~3倍優れ、前進飛行では空力抵抗も減少すると、BlainjettのCaryZachary社長は語る。現在、特許出願中だ。

fabcross for エンジニアより転載)

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