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Raspberry Pi 3をMIDIハブに採用——シンセなどをひとまとめにしたポータブル機材ケースを自作

Raspberry Pi公式ブログが、Raspberry Pi 3Bを搭載した自作のポータブル音響機材ケースを紹介している。音源トラック制作やライブでの演奏に必要な音響機器をひとまとめにして、持ち運べるようにしたケースだ。

コンパクトなスペース内で各機材を接続し、高価な音響機材に囲まれた状態でも熱を発しないような低消費電力の基盤が必要で、Raspberry Pi 3Bの採用に至ったようだ。

Raspberry Pi 3BはMIDIハブとして動作し、ミニスピーカーにはSONYの「SRS-XB01」を採用。ドラムマシンにはElektronの「Digitakt」を使用しており、ElectronのFM音源搭載デジタルシンセサイザー「Digitone」、Dreadboxのアナログシンセサイザー「Typhon」、Audiothingiesのポリフォニックシンセサイザー「Micromonsta 2」、KORGのDIYシンセサイザー「NTS-1」や、KORGのモバイルMIDIキーボード「nanoKEY Studio」のほか、デジタルオーディオミキサーとして1010MUSICの「Bluebox」などを搭載している。

このポータブルケースを自作したYohan Lasorsa氏が公開した写真を見ると、各機材がケース内に所狭しと並べられている。Lasorsa氏によると、完成までに約16カ月を要したが、仕上がりにはとても満足しているとのことだ。

Portable Music Studio with Raspberry Pi 3
Portable Music Studio with Raspberry Pi 3

Lasorsa氏はRaspberry PiをUSBやBluetoothを使用する音楽機器のMIDIホストとして使用した記事に触発されて、USBデバイスのMIDIポートを相互接続するスクリプトを自作し、OSイメージを用意。Bluetooth MIDIコントローラーとも自動接続するので、制作した音源トラックをライブで演奏できる仕組みだ。

Ripcordケーブルで給電する一部機器を除いて各機器にはUSB経由で給電しており、グランドループを避けるためにUSBアイソレーターを使用している。Raspberry PiはBlueboxの真下に配置されているため、放熱を抑えるためにダウンクロックする必要があったとのことだ。

Lasorsa氏は他にも、Raspberry Pi Zero 2を使用したサウンドシステムなどを開発しており、自身のTwitterで公開している。

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