ヴイストン、台車ロボットの最新版「メカナムローバーVer.3.0」発売
2022/02/24 13:55
ヴイストンが、研究開発用台車ロボットの最新版「メカナムローバーVer.3.0」を発売した。
同ロボットは、前後左右に移動可能な四輪駆動メカナムホイールを搭載した台車タイプのロボットだ。可搬重量約40kgの大型筐体や、追加加工が容易なアルミニウム製を採用しているのが特徴だ。
従来の「メカナムローバーVer2.1」の後継である最新版では、駆動輪にダイレクトドライブタイプのインホイールモーターを採用し、静音性を向上させた。
Wi-Fiによる無線通信と有線のUSBシリアル通信に対応しており、PCなどの外部のデバイスから制御できる。Bluetooth接続のゲームパッド型無線コントローラーが付属しており、アナログスティックを使った制御も可能だ。
制御ボードにはESP32-WROOM-32マイコンを搭載した「VS-WRC058」を採用。Arduino IDEによる制御プログラムが作成できる。Arduinoライブラリーの形式でサンプルプログラムが提供され、それをユーザーが自由にカスタマイズすることも可能だ。また、ROSメッセージ通信に対応しているので、対応デバイスと接続することでrosserialのパッケージを使ったROS1のメッセージ通信に対応する。
本体サイズは392×323×165mmで重量が約17.9kg。最高速度は秒速1.6mで、ホイール直径が152mmだ。本体の他に充電器、無線操縦用ゲームパッド型コントローラーが付属している。販売価格は60万5000円(税込)。LRFやバンパーなどの多数のオプションも備える。