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Raspberry Piの代わりにBeagleBoneを使ってみよう——GPIO変換ボード「Beagle-Pi」

Raspberry Pi用拡張ボード(HAT)とシングルボードコンピューター「BeagleBone Black」を接続して使用できるようにするGPIO変換ボード「Beagle-Pi」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

クリエイターによると、現在、世界的な半導体不足の影響を受けて、Raspberry Piの価格が高騰し、納期も大幅に遅れているようだ。一方、Raspberry Piと同じくシングルボードコンピューターであるBeagleBone Blackは、手頃な価格で入手しやすいという。

Beagle-Piは、Raspberry Piの供給が安定するまで既存のRaspberry Pi HATをBeagleBone Blackで使えるようにし、Raspberry Piを使うプロジェクトを継続できるようにするため開発されたものだ。

Beagle-Pi
Beagle-Pi

Raspberry PiのGPIO数は40ピンだが、BeagleBone Blackは46ピンヘッダーが基板の両端に1つずつあり、ピン数が異なるため、そのままではRaspberry Pi HATを直接BeagleBone Blackに搭載できない。そこで、Beagle-Piを利用してピンを変換する。

Beagle-Piの上面にはRaspberry PiのGPIO端子を模倣したオスピンヘッダー、下面にはBeagleBone Blackに差し込むためのメスピンヘッダー2つを搭載している。また、GPIOのほかI2C、SPI、4つのシリアルポートをルーティングする。LCDディスプレイ端子およびデバッグ用端子も備える。その他に、取り付け用穴をRaspberry Pi HAT用に4つとBeagleBone Black用に4つの計8つ設けている。

Beagle-Pi

Beagle-Piのキャンペーン価格は18ドル(約2100円)。BeagleBone Blackは含まれないので別途入手する必要がある。出荷は2022年4月の予定で、日本への送料は5ドル(約570円)だ。

Beagle-Piは、2022年3月28日までクラウドファンディングを実施中。2022年3月7日時点で、1000ドル(約11万円)の目標額を上回る約2600ドル(約30万円)を集めている。

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