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3Dプリンター製の成形型を使える射出成形機キット「TAIYAKI」が一般販売へ

クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で59万7000円の資金を集めた卓上射出成形機の組立キット「TAIYAKI」が、2022年4月を目途に一般販売を開始する計画だ。

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TAIYAKIは工作系サークルとして活動するHAL900氏とAvalon Techによる共同開発。HAL900氏が2014年より個人で開発してきた射出成形機シリーズをベースに、材料の入手性や組立性を考慮してAvalon Techと再開発したもの。樹脂ペレットを溶かして成形型に流し込むことで、型どおりの形状の成形品を製造できる。

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一般的に、射出成形機は成形型として金属を削り出した金型を使用するが、金型の作成には金属切削の設備が必要になるという課題があった。TAIYAKIは、金型の他に、光造形3Dプリンターで作った成形型を使用した射出成形に対応。付属のモールドベースに3Dプリンター製の成形型をはめ込むことで、射出成形を実現できる。

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本体サイズは300×600×500mm、重量は7.4kgと卓上サイズだ。シリンダー容積は6ccで、使用実績のある材料はPP、ABS、EVA、軟質PVC、リサイクル材料として不織布マスクなどがある。

TAIYAKIはAvalon Techのオンラインストアにて販売する計画で、販売価格は10万6900 円(税別、送料別)を予定している。

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