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Arduino UNOをWi-Fi化——ATMega328P差替用Wi-Fiモジュール「Jolly Module」

Arduino UNO用のWi-Fiモジュール「Jolly Module」がKickstarterに登場し、人気を集めている。Arduinoの創業者の1人で、2005~2015年にArduinoの開発から生産、マーケティングなどに携わっていたGianluca Martino氏によるプロジェクトだ。

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Jolly Moduleは、Arduino UNOや互換ボードに実装するだけで、Wi-Fi通信を可能にするモジュール。Arduino UNOの特徴やユーザーエクスペリエンスはそのままに、簡単かつ安価に機能を拡張できる。

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実装方法は、Arduino UNOのマイコン「ATMega328P」を取り外し、代わりにJolly Moduleを差し込むだけ。後はUSBケーブルでPCと接続して「Jolly Wi-Fi」を選択し、IPアドレスを入力すればWi-Fi通信を介してピンコントロールが可能になる。

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41×10mmサイズのJolly Moduleのボード上には、マイコン「ATMega328PB」、Wi-Fiモジュール「ESP8285」、LED、アンテナ、ブートなどを搭載。実装後は、ピンアウトやファームウェア、ハードウェアアーキテクチャーなどにおいて、Arduino UNOと完全な互換性を備える。これまで制作してきたArduino UNOプロジェクトに加え、IoTアプリケーションを取り入れた広範なプロジェクトに利用できる。

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Jolly Moduleは、今なら数量限定で予定小売価格より20%オフの12ユーロ(約1500円)で入手できる。2022年10月の出荷を予定しており、日本への送料は13ユーロ(約1700円)だ。2022年3月31日までクラウドファンディングを実施しており、3月14日の時点で5000ユーロ(約64万円)の目標額を上回る約1万ユーロ(約140万円)を集めている。

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