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Ford、ロボットによる3Dプリンターの自動運転システムを開発

Fordは、移動式ロボット「Javier」による3Dプリンターの自動運転システムにより、生産ラインの効率化とコスト削減を図っている。3Dデザインのアップロードやメンテナンス作業以外は、人の手を介することなく生産を任せることができる。

Fordの先端技術製造センター(Advanced Manufacturing Center)では、KUKAのホイール移動式産業ロボットJavierが、Carbon 3Dプリンターの運転を任されている。Javierは充電に必要な時間以外は1日中自律的に作動し、同社の生産ラインでは不可欠な存在となっている。

一般的に、異なるサプライヤーが製造した機器は、独自の通信インターフェースで動作するため、そのままでは統合制御は難しい。Fordは、異なるサプライヤーの機器でも相互に通信できるよう、専用のAPIを設計した。例えば3Dプリンターが造形を完了したことをロボットに伝えると、ロボットが3Dプリンターまで移動し、造形物を取り出す準備をするといった連携が可能になる。

現在は、パフォーマンスパッケージ装備の「マスタング シェルビーGT500」のブレーキラインブラケットなど、少量生産やカスタム対応パーツの製造に活用している。

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