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町工場のSDGs——工場のゴミから開発したペン立ての応援購入を募集

トーヨーイスがイス工場から出た廃材を加工したロボットペン立てを開発し、Makuakeで応援購入を募集している。普段は業務用チェアを量産している工場で、職人が1点ずつペン立てを手作りするという。

トーヨーイスは金属イスの製造と販売を手掛けており、工場内でパイプの加工から塗装、組み立てまでを一貫して行っている。社内でSDGsの取り組みを進める中、普段ならゴミとして処分されてしまう廃盤で使えなくなった鋼材や、カットして残った鋼材の切れ端に着目。地球への負荷を抑えるため、廃材そのままの形をなるべく生かした新しい商品として、ペン立てを作り上げた。

開発されたロボットペン立てはロボット仕様と二宮金次郎仕様の2種類。ロボット仕様では、2体のロボットが並んで座るようなデザインとなっており、サイズは120×120×100㎜、重さは約820g。二宮金次郎仕様はロボットが薪を背負いながら本を読むデザインで、サイズは120×120×130㎜、重さは約1000g。文房具だけでなく、印鑑やマスクも収納可能で、錆びないよう、鉄の風合いを生かしたクリア塗装が施されている。

photo ゴミから生まれたロボット仕様
photo 薪を背負って勉学に励む二宮金次郎仕様

応援購入の費用はロボット仕様が6600円(税込)、二宮金次郎仕様が8800円(税込)。期間は6月29日まで。7月末までに完成品を発送する。募った資金は引き続き廃材を利用したアイテムの開発に充てる計画だ。

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