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哺乳類の呼吸の効率を300%向上させる金属の肺「Super Lung」

ウイルスによる呼吸器系疾患を伴うパンデミックは、人間もとい哺乳類の呼吸をする肺の構造上の制約に起因している。同じ経路で吸って、吐くというサイクルが感染を引き起こしていくと言われている。

韓国のデザイナー/アーティストら (Bongkyu Song氏とMoon Kyoungwon氏、Jeon Joonho氏) が、哺乳類の呼吸の構造上の制約を克服することをコンセプトにした金属製の肺「Super Lung」を考案した。鳥の非常に効率的な呼吸器系からヒントを得ており、同コンセプトにより、呼吸の効率は300%向上するという。

鳥の肺は、哺乳類の肺のように膨張したり収縮したりすることはない。代わりに、鳥には肺の前後に空気の流れを制御する気嚢があり、気嚢により肺に一方向の空気の流れを生み出している。Super Lungは、藻類を使って二酸化炭素を酸素に変換し、一方向の流れを作り出すように設計された。

同構造によって感染の主な原因の一つとされる気道からの呼気を減らせる。さらに、低酸素環境下での呼吸効率を最大化し、極限状態で無呼吸になってしまっても生きられる可能性をも高めるのだと彼らは述べた。

fabcross for エンジニアより転載)

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