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Anycubic、FFF方式3Dプリンター「Kobra」シリーズ2モデル、DLP方式「Photon M3」シリーズ3モデルを発表

Anycubicは、FFF方式3Dプリンター「Kobra」シリーズ2モデル、DLP方式「Photon M3」シリーズ3モデルを発表した。ユーザー体験を大幅に向上させるユーザービリティを備え、高精細造形を可能にする独自機能を搭載する。

Kobraシリーズの「Kobra」と「Kobra Max」は、組み込み構造とモジュラーデザインで簡単に組み立てることができ、LCDタッチスクリーンを搭載する。アップグレードしたオートレベリング技術「LeviQ」は25ポイントを計測し、マニュアルによるキャリブレーションは不要だ。

Kobraのダイレクトエクストルーダーは、フィラメントのノズルへの押し出しを迅速かつ確実にし、リトラクトを容易にする。PEIシート付プラットフォームは、3Dモデルの耐性を向上し取り外しも容易だ。Kobra Maxの最大造形サイズは450×400×400mmと大きく、ダブルZ軸構造でプリント時の安定性を高める。

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Photon M3シリーズの「Photon M3」「Photon M3 Plus」「Photon M3 Max」は、マトリクス光源「LighTurbo」の採用によりUVライトを改良した。高輝度LEDライトと高光線透過率スクリーンが生み出す高い光均一性と強力な光エネルギーにより、高精細かつ高速なプリントを可能にする。

ビギナー向けのPhoton M3の造形サイズは180×164×102mmで、7.6インチ、400:1コントラスト比の4K+モノクロLCDスクリーンを搭載し、エッジやコーナーの高精細な造形が可能。Photon M3 Plusは、9.25インチの6K露光スクリーンや、プリント中のレジン切れを防ぐオートレジンフィラーを搭載する。また、Anycubic Cloudに対応しており、リモートコントロールや3Dプリントプロセスのモニタリングができる。Photon M3 Maxは13.6インチの7Kモノクロスクリーンを搭載し、6480×3600ピクセル解像度の造形に対応する。最大造形サイズは300×298×164mmで、オートレジンフィラーを搭載する。

Anycubicの公式サイトなどで販売を開始しており、価格はKobraが299ドル(約3万8000円)、Kobra Maxが539ドル(約6万9000円)、Photon M3が299ドル、Photon M3 Plusが699ドル(約8万9000円)、Photon M3 Maxが1099ドル(約14万円)からとなっている。

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