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話しかけると時にはジョークで応答——ドラマ「ナイトライダー」の世界に浸れるデバイス「KITT」

1980年代に放送された米テレビドラマ「ナイトライダー」に登場する、人格を持った人工知能「K.I.T.T.(キット)」にインスパイアされたデバイス「KITT」が、Raspberry Pi公式ブログで紹介されている。

「ナイトライダー」の主人公が乗っていたスーパーカー「KNIGHT 2000」は、今でも多くのエンジニアに人気だ。その魅力は並外れた車両性能だけでなく、KNIGHT 2000に搭載された人工知能K.I.T.T.にもある。K.I.T.T.はユーモアを交えて会話し、時には主人公を助けるために自らの意思で走行する。MakerのFred Arias氏も、子供の頃に「ナイトライダー」に夢中になった一人だ。

メイン基板には、Raspberry Piの「RP 2040」マイコンを搭載したWaveshare「RP2040-Plus」を使用した。さらに、よりオリジナルに近づけるため、音量感を示すLEDレベルメーターやコントロールパネルに似せたハウジングも作製している。

Interactive KITT from Knight Rider Raspi Pico Noob/YouTube
Interactive KITT from Knight Rider Raspi Pico Noob/YouTube

応答音声は、実際のテレビドラマから音声をmp3形式で取り込み、メモリーに保存している。これらの応答ファイルはリスト化してあり、リストの数や内容は編集可能だ。デフォルトでは計71個のmp3ファイルを使用しているようだ。スクリプトはCircuitPythonで記述している。

赤外線センサーが動きを検知すると、パルス密度変調(PDM)マイクが周囲の音を拾う。優しい声で話しかけると「どういたしまして」などと応答し、大きい声で話しかけると冗談を言うなど、人の声量によって答え方を変えている。赤外線センサーが検知しているにもかかわらず、何も音がしない場合は、リストからランダムに音声ファイルを選択し「しゃべって」人の気を引くという。本物の人工知能を搭載しているわけではなく、同じ質問をしても答えは毎回違うようだ。

KITTのソースコードはGitHubで公開されているほか、Raspberry Pi公式雑誌『MagPi』119号にも詳細が掲載されている。

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