データを暗号化して保存——「RP2040」ベースのデータロギング機能付きUSB RTC「EncroPi」
2022/08/03 07:30
Raspberry Piのマイクロコントローラー「RP2040」を搭載したUSB RTC「EncroPi」がKickstarterに登場し、出資を募っている。
EncroPiは、単なるRTCではなく、RP2040を搭載することでより多くの用途に使えるように開発されたデバイスだ。Micro SDカードスロットや1.14インチLCD(解像度240×240ピクセル)、温度センサー、コイン電池ホルダーを備え、停電を検知するとバックアップ電源となるコイン電池に自動的に切り替えることもできる。
温度補償型水晶発振器(TCXO)を内蔵するI2C RTC「DS3231」を搭載しており、正確な時刻や温度情報を記録できる。DS3231の動作電圧は2.3~5.5Vだ。さらに、データ暗号化オプションを備え、Micro SDカードに保存するデータを暗号化できる。暗号化方式は、AES、トリプルDES、Twofish、RSAに対応している。
EncroPiのキャンペーン価格は、35ポンド(約5600円)。日本への送料は15ポンド(約2400円)で、出荷は2022年9月を予定している。
EncroPiは、2022年8月21日までクラウドファンディングを実施中だ。目標金額500ポンド(約8万円)に対し、2022年8月2日時点で、目標額を上回る約7500ポンド(約120万円)を集めている。