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英Rolls-Royce、ハイブリッド航空機の航続距離を延ばす発電機技術の開発を発表

英Rolls-Royceは2022年6月22日、ハイブリッド構成の動力源を持つ航空機への適用を想定した、ターボエンジンの発電機技術の開発を発表した。同技術は、小型の機種を含めて、様々なクラスの航空機に対応するスケーラブルな設計だ。また、航空燃料の用途を拡大するだけでなく、いずれは水素燃料の利用も想定する。

現在のバッテリーとモーターのみで構成される航空機の動力性能は、垂直離着陸機(eVTOL)や一般の航空機の用途では、都市内や都市間の短距離飛行に限られる。今後、出力500~1200kWのターボ発電機技術が実用化されると、より長距離の飛行が可能となる。

Rolls-Royceの専門家らは、この航空機向けのターボ発電機のうち、スマートな配電機能の開発に注力している。この機能は飛行中の電力供給先を、バッテリーの充電もしくはプロペラの駆動に切り替えるものだ。

Rolls-Royce Electrical社長Rob Watson氏は、「ターボ発電機技術により、より多くの乗客が低排出もしくはネットゼロ排出の航空機で旅行できる」と述べている。

fabcross for エンジニアより転載)

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