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視線でARをコントロール——マイクロディスプレイ搭載コンタクトレンズ「Mojo Lens」試作品が完成

米Mojo Visionは、ARディスプレイ搭載のスマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」を開発中だ。2022年6月28日のブログで、CEOであるDrew Perkins氏自ら最初の被験者となって、試作レンズを装着したと発表した。

Mojo Lensは、直径0.5mm以下のマイクロLEDディスプレイ、5GHz無線、Armプロセッサ、IMU、マイクロバッテリーなどを直接レンズに組み込んだウェアラブルデバイスだ。自然な目の動きだけでARコンテンツを操作できる究極のハンズフリーコントローラーとして、スポーツやフィットネス分野での利用を想定している。

同社は、2022年3月にプロトタイプを発表している。最終的な技術課題として、電源と無線通信システムのワイヤレス化が残っていたが、それらも含め主要コンポーネントが完全に機能することを確認した。前臨床試験とリスク対策の後、2022年6月23日にPerkins氏が試作品を装着した。

Perkins氏は、ディスプレイに表示された文字を読んだり、画像を見たり、コンパスを動かして方向を調べたりすることができた。SFと思われていた機能を備えたMojo Lensは「感動的で、未来を目の当たりにした私は言葉を失った」という。人目につかない「インビジブルコンピューティング」の未来を直接体験できたと語る。

今後、FDA認証に向け、ソフトウェアのフィードバックを含めた臨床試験を予定している。

fabcross for エンジニアより転載)

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