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純水素のみを燃料に使用するガスタービンの稼働に成功——CO2を一切排出しない発電を目指して開発

Photo: UiS

ノルウェーのスタヴァンゲル大学の研究チームは、2022年5月31日、100%水素でガスタービンを動かすことに成功したと発表した。

同大学は、ノルウェー南西部でマイクロガスプラントを運営しており、CO2排出量ゼロで発電することを目標に、純水素をガスタービンの燃料として使用する方法の開発に取り組んできた。

研究チームを率いてきたMohsen Assadi教授は、「私たちは、マイクロガスタービンでの水素燃焼の世界記録を樹立しました。これまでに誰もこのレベルで実現することはできませんでした」と述べた。

さらに「水素でガスタービンを動作させると効率は多少落ちます。しかし、既にあるインフラを利用できることは大きなメリットです。さらに、このエネルギー生産に伴うCO2の排出もありません」と述べ、この研究はガス燃料の流通だけでなく貯蔵に関するものでもあると強調した。

今回の研究について、Assadi教授は「第一に、既存のガスインフラで天然ガスではなく、水素を扱えるよう努力する必要があります。第二に、エネルギー変換技術、つまりタービン技術そのもの。私たちはそこに重点的に取り組んできました。燃料システムや燃焼室を技術面で適応させるために尽力しました」と、その道程を語った。

研究チームは引き続きガスプラントの限界について調査を進め、クリーンエネルギーをできるだけ多く生産するために、どうすれば性能を向上させることができるかを探っていくとしている。

fabcross for エンジニアより転載)

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