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Arduinoで遠隔操作を学習する——LoRa無線通信プロジェクト開発キット「LoRa Kit」

Arduino互換のLoRa無線通信プロジェクト開発キット「LoRa Kit」がKickstarterに登場し、出資を募っている。基礎的なプロジェクトから開始し、徐々にレベルを上げ学習できる仕組みとなっている。

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LoRa Kitは、Arduino IDEを使ってさまざまなLoRa無線通信プロジェクトを開発することで、TXRXの基本からリモート制御の仕組みやプログラミングを学べる学習向けキット。必要なハードウェアからコメント付きコードサンプル、豊富なプロジェクトのセットアップやディスカッション動画を提供する。

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ハードウェアのメインとなるのが、Heltec製のOLEDディスプレイ付きLoRa無線ボード「Wi-Fi LoRa 32(V2)」だ。ESP32を搭載しており、ライブラリーとドライバーをインストールし、Arduino IDEを使ったプログラミングが可能。提供するサンプルコードはすべてコメント付きで、説明動画も用意しているため、ハードウェアの使い方やプロジェクトの進め方は容易に理解できるとしている。

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ハードウェアには他にも、0~9のユーザーボタンを配したデジタルキーパッドを搭載し、A/Dコンバーターを介しメインのLoRaボードと接続する。さらに、LoRaボードにアドレスを割り当てる10アドレスDIPスイッチやセレクトボタンの「SEL」、フォトレジスタ(LDR)、マイクロフォンアンプ、レベルシフター、圧電ブザー、モーションセンサー、LED、5VDCジャック、電源スイッチ、バッテリーコネクターなどを搭載し、各コンポーネンツを使ったプロジェクトを提供していく。プロジェクトには、メインハブ用とセンサーハブ用に最低2セット以上のLoRa Kitが必要になる。

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LoRa Kitの組み立て済みキット2セットは222カナダドル(約2万3000円)で提供し、5V電源アダプター×2、USBケーブル×2、ジャンパーとケーブル×2が付属する。出荷は2022年9月の予定で、22カナダドル(約2300円)で日本への出荷に対応する。

LoRa Kitは、2022年8月25日までクラウドファンディングを実施中。8月22日時点で、7000カナダドル(約73万円)の目標額を超える約1万7000カナダドル(約176万円)を集めている。

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