WHILL Model Sは、電動アシスト自転車よりも安定した走行性と、シニアカーよりも日常生活に馴染みやすいデザインを採用したスクータータイプのモデルだ。時速6kmで歩道を安定して走行でき、高齢化社会において免許返納後に快適に乗車できるモビリティとして、今までの移動手段ではカバーできなかった顧客ニーズを形にしたという。

レバーを握ると前進または後進し、離すとブレーキが掛かるシンプルで直感的な操作性を実現。航続距離は33kmで、最大7.5cmの段差を乗り越えることができる。登坂能力は10度で耐荷重は100kg。最小回転半径は148cmとなる。カラーは4色展開で、価格は21万8000円から（非課税、送料調整費別）となる。

同社はModel S向けのサポートサービス「WHILL Premium Care」も準備。同サービスは保険やロードサービス、メディカルアシストがセットになった従来からのサポートサービス「WHILL Smart Care」と、スマートフォン上で機体の場所や状態、外出記録などを本人や家族と共有できる「WHILL Family App」をセットにしたもの。利用料金は年額2万6400円（税込、年間契約）だ。

WHILL Model Sは、同社Webショップや電話、WHILLを取り扱う自動車ディーラー、サイクルベースあさひなどで、2022年9月13日から先行受注を開始している。