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スコットランドのスタートアップMako Aerospace、電動式ジェットエンジンの提供を目指す

次世代の電動航空機技術の構築とゼロ・エミッションフライトの実現を掲げる、スコットランドのスタートアップ企業Mako Aerospaceが、開発中の高効率超電導モーター推進システム「Forerunner」を公開した。Forerunnerは、完全電動式のジェットエンジンであり、現在のハイブリッド式と比べて、航続距離を2倍にすると期待されている。

市販されているどのエンジンシステムよりも多くのエネルギーを推力に変換でき、航空機の燃料費を70%削減し、現在のバッテリー技術であれば、航続距離を600km以上にできるという。その他、完全統合型冷却システムや燃料に依存しない電源、離陸時/巡航時の高効率化、故障に強い多相巻線設計、ダイレクトドライブシステムなどが特徴だ。

また、エンジン重量は46.45kgで、離陸時、上昇時、巡行時の出力は、それぞれ1627、1058、486kWとなっており、離陸時の効率は99.8%、巡行時の効率は99.87%に達するという。

Mako Aerospaceは、2022年10月にスコットランドの中心地であるエディンバラにて、Forerunnerの発表会を開催し、実機のデモンストレーションや技術展示などを予定している。

fabcross for エンジニアより転載)

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