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天然木をじっくり削り出して作るUSBスピーカー「LOG」、GREEN FUNDINGに登場

天然木USBスピーカー「LOG」のプロジェクトがGREEN FUNDINGで出資を募っている。

LOGは、天然木を削り出して作成したUSBスピーカーだ。名称のイメージは、「ロッジに積まれた丸太」。PCやタブレットのUSBポートに接続するだけでスピーカーとして使用できる。DAコンバーターを使用せず、Trigenceが開発した国産チップ「Dnote」とマルチコイルスピーカーを組み合わせ、デジタル信号で直接コイルを駆動する仕組みを採用している。

製品のサイズは294×76×80mm、重量は800g。接続端子にはUSB Type-Cを使用し、3.5mmステレオミニジャックを搭載している。

ブナ(ヨーロピアンビーチ) ブナ(ヨーロピアンビーチ)
ヤマザクラ ヤマザクラ

製品に使用する木材はブナ(ヨーロピアンビーチ)、ヤマザクラの2種類から選択可能だ。

LOGの開発を手掛けたのは、宮城県のミューシグナル。「OVO」や「GODJ」「GODJ Plus」など、さまざまな音楽ガジェットを開発した宮崎晃一郎氏が代表取締役を務めている企業だ。LOGでは、同社のこれまで楽器やスピーカーボックスなどを開発してきた経験を生かして、デジタル駆動のクリアな音質をやわらかに増幅させることに成功しているという。

LOGの木製部品加工は山形の老舗企業、杉山木工が手掛ける。5軸NCルーターを用いて、特注の刃を使い分けながら、1台当たり1時間以上かけてじっくりと筐体の曲面を削り出す。削り出した後の筐体も手作業で丁寧に研磨し、さらに傷・ゆがみ防止のための加工を施す。

杉山木工による作業の様子 杉山木工による作業の様子

LOGは2022年11月30日までGREEN FUNDINGにてクラウドファンディング中だ。目標金額780万円に対し、2022年10月21日の時点で671万円以上を集めている。リターンの出荷は2023年2月以降を予定している。

GREEN FUNDINGでは、15%オフとなる7万8000円で購入できるプランなどを用意している。なお、筐体材質をヤマザクラに変更した場合は+4000円の追加料金が必要だ(価格は全て税込)。

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