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Raspberry Piを使って温湿度モニターを作ってみよう——リレー搭載で空調のオンオフも可能

Raspberry Pi公式ブログが、Raspberry Pi Picoで動作する温湿度測定制御ユニット「Temperature & Humidity Control Unit」を紹介している。空調機器と接続すれば、家や職場、温室内の温度などをコントロールできる。

このユニットは、Raspberry Pi Picoやデジタル温湿度センサーモジュール「SHTC3」などを搭載したメインボードと、2.4インチカラーTFTディスプレイや設定ボタンを搭載したパネルボードで構成されている。

Temperature & Humidity Control Unit

メインボードにはリレースイッチを2つ搭載しており、パネルボードのボタンでしきい値を設定できるようにした。リレーをクーラーやヒーターに接続すれば、測定温度に応じて機器のオンオフ制御が可能だ。

Temperature & Humidity Control Unit

TFTディスプレイには、温度と湿度のゲージグラフと現在時刻を表示する。環境条件に応じて、ゲージの色は赤/黄/青に変化し、ゲージの下部には測定された温度と湿度の最低値および最高値と、それらの値を記録した時刻を表示する。

Temperature & Humidity Control Unit

測定温度範囲は-40~+125℃で、精度は±0.2℃、測定湿度範囲は0~100%RHで、精度は±2%RHとなっている。入力電圧は7.5~9V、最大消費電流は280mAだ。

製作したHesam Moshiri氏によると、Pico C/C++ SDKライブラリーを使ったGUI設計とコードのデバッグに多くの時間を費やしたという。回路図とPCBの設計には「Altium Designer 22」を使用している。

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