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「Starlink」衛星のビーコン信号を探知するガジェット——Ku帯の信号を受信して変換処理

米SpaceXが運用している通信衛星群「Starlink」の衛星信号を検出するガジェットを、Raspberry Pi公式ブログが紹介している。

今回紹介されたガジェットを使ってStarlinkによる衛星インターネットに接続することはできないが、Kuバンドの信号を検出できるコンポーネントを介して、Starlink衛星が発するビーコン信号の取得ができる。

Handheld Starlink Satellite Detector
Handheld Starlink Satellite Detector

Kuバンドは電磁スペクトルのマイクロ波の中でも周波数帯(バンド)が12~18GHzの帯域であり、直接衛星放送サービスの他に、NASAと国際宇宙ステーション間の通信に使う追跡衛星など、宇宙関連の特定用途で使用されている。

ガジェットのハードウェア構成は、Raspberry Pi、低雑音コンバーター(Low Noise Block-down-converter:LNB)、小型ディスプレイ、ソフトウェア無線、そしてガジェットの電源となるバッテリーパックだ。

このガジェットの肝となるのがLNBだ。LNBは衛星放送用パラボラアンテナなどで使用されているコンポーネントで、受信したKuバンドの衛星信号の周波数を変換し、受信機器が読み取りできる信号にする。ガジェットを製作したGabe Emerson氏によると、このガジェットには、円偏波に対応するLNBではなく、直線偏波(水平/垂直)に対応するユニバーサルLNBを採用しているとのことだ。

また、外に持ち出して衛星信号を拾うまで歩き回れるように、コンパクトな部品とポータブル電源を使う構成になるよう意識したようだ。

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