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米Wisk Aero、自律型で全電動の4人乗りeVTOLエアタクシーを発表

Wisk Aero/YouTube

米Wisk Aeroは2022年10月3日、自律型で全電動の4人乗り垂直離着陸機(eVTOL)を発表した。同社によると、この第6世代機は、自律式の乗客輸送用eVTOLエアタクシーに関するFAA(アメリカ連邦航空局)型式証明の最初の候補になったという。

Wisk Aeroは、サンフランシスコのベイエリアに本社を置き、米Boeingと米Kitty Hawkの支援を受けた先進的エアモビリティ(AAM)企業だ。

同社の第6世代eVTOLは、人間の監視下で自律飛行し、4人の乗客を乗せることができるエアタクシーとして開発された。性能は、巡航速度120ノット(約220km/h)、航続距離は最大90マイル(約140km)、飛行高度2500〜4000フィート(約760~1200m)で、動力は全電動となる。

同社は安全を第一に考え、自律飛行を人間が監視すること、可動部品の少ないシンプルな設計、完全に冗長性のあるシステム、単一故障点(SPOF)の排除など、多面的に取り組んでいる。その結果、現在の厳しい航空安全基準では、事故が起こる確率は10億分の1だが、同社の航空機はその確率をさらに下回る安全性を持つよう設計された。

機内は自動車のようなインテリアデザインを取り入れ、最適な視界、広々としたレイアウト、快適なシート、無線LANや充電などを備える。乗客は景色を楽しむことも、生産的に働くことも、ただリラックスすることもできるという。

Wisk Aeroの第6世代eVTOLは、誰もが利用できるサービスを目指しており、1人、1マイル(約1.6km)当たり、3ドルの価格目標を掲げている。

fabcross for エンジニアより転載)

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