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Liqcreate、柔軟性と高弾性を追求した光造形3Dプリンター用レジン「Elastomer-X」を発表

オランダのLiqcreateが、柔軟性と高弾性を追求した光造形方式3Dプリンター用レジン「Elastomer-X」を発表した。マテリアルポートフォリオに新たなレジンが加わり、エンジニアリングアプリケーションへの適用範囲を拡大する。

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Elastomer-Xは、3Dプリンティング市場でもっともソフトなエラストマーレジンを目指しデザインされており、高い延性と引裂強度、ショア硬さA43といった特性を有する。TPUやシリコンと同等の柔軟性を備え、格子状のフォームやロボットのアームエンドツーリング(EOAT)、グロメット、ベローズといったエンジニアリングパーツの造形に適している。

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Elastomer-Xは同社の製品ラインアップでもっともソフトであると同時に、引裂強度10~12kN/mの強い引裂き抵抗を有する。そのためTPUやシリコンの代替材料として、広範なアプリケーションに適用できる。色は透明だが、市販のレジン着色剤でカラーリングが可能だ。

SLAやDLP、MSLAの光造形方式3Dプリンターで使用でき、385~420nmの範囲の波長で硬化する。Shining3Dの「Accufab-L4K」や、Phrozen、Anycubic、Elegoo、Creality製モデルなど、多くの光造形3Dプリンターに対応する。引張強度は1.5MPa、破断伸びは140~180%、吸水率は1.5%となっているが、3Dプリンターやポストキュア装置の機種やプロセスで差が生じる。公式サイトでの販売価格は、1kgが129.95ユーロ(約1万9000円)だ。

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