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アメリカのスタートアップ、極超音速機とエンジン部品の製造に金属3Dプリンターを導入

金属3Dプリンターメーカーの米Velo3Dは2022年8月30日、金属3Dプリンター「Sapphire」「Sapphire XC」が、宇宙航空系スタートアップの米Hermeusが開発する極超音速機の部品製造に採用されたと発表した。

Sapphireの最大造形サイズは直径315×高さ400mm、より大型の造形に対応したSapphire XCは、同600×550mmだ。どちらもニッケル合金のインコネル718向けに較正され、極超音速機「Quarterhorse」とそのエンジン「Chimera」の部品製造に使用される予定だ。

Quarterhorseは、自律飛行または遠隔操縦可能な極超音速機だ。機体は再利用可能で、最高速度はマッハ5に達し、巡航高度は9万5000フィート(約2万9000m)となっている。機体にパワーを与えるのが、タービンベース複合サイクルエンジン(TBCC)Chimeraだ。初飛行を2023年に予定している。

Velo3Dの金属積層造形技術は、設計、品質、性能を損なうことなく、複雑でミッションクリティカルな部品を製造できるとして、極超音速および民間宇宙産業でも広く採用されている。Hermeusも、同技術を活用して航空機の性能を上げ、部品を強固にし、重量を減らすとともに、外部への依存を最小限にしたい意向だ。

Velo3DのCEO兼創設者であるBenny Buller氏はHermeusの技術を高く評価し、「彼らがビジョンを実現し、極超音速商用飛行を現実のものにすると確信している」と期待を寄せている。

fabcross for エンジニアより転載)

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