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安定性と造形精度が向上——3Dプリンター「Prusa Mini/Mini +」用補強パーツセット「Lvl 2」

3Dプリンター「Prusa Mini/Mini +」用の補強パーツセット「Lvl 2」がKickstarterに登場し、人気を集めている。Prusa Mini/Mini +の製造元Prusa Researchと同じく、チェコ共和国を拠点にするStrojtoolsによるプロジェクトだ。

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Lvl 2は、Prusa Mini/Mini +の各軸を補強することで、動作の安定性や造形精度を向上するパーツセット。金属製と樹脂製のパーツがあり、樹脂製パーツは手持ちの3Dプリンターで自作もできる。各パーツは扱いやすく簡単に取り付けられ、短時間でセットアップが完了する。

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ホビー向けのPrusa Mini/Mini +は各軸の寸法許容差は1mm以上と大きく、ソフトウェア上での補正にしか対応できないためプリント精度に課題があった。Lvl 2の装着によりプリント精度を0.1mmに高められ、プロ向けの精度を備えた3Dプリンターへのアップグレードが可能になる。

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X軸用ブレース(補強材)は軽量かつ丈夫なアルミニウム合金製で、X軸の安定性と剛性を高め、動作精度と積載能力を向上する。X軸エンド用パーツは樹脂製で、X軸の損傷を防止するとともに振動を抑制する。Z軸用補強材、持ち運び用ハンドル、デコレーション、キャリブレーション/トランスポート用パーツも樹脂製で、3Dプリンターで自作できる。

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また、Prusa Mini/Mini +と「Prusa I3 MK3S/MK3S+」向けの、ステンレス鋼製ビルドプレートも提供する。ハニカムとブリックス(レンガ)パターンの2タイプから選べる。

Lvl 2は、今なら33%オフの60ユーロ(約8700円)で、ビルドプレートを55ユーロ(約8000円)で入手できる。どちらも2023年2月の出荷予定で、日本への送料は6ユーロ(約870円)だ。

2022年12月17日までクラウドファンディングを実施しており、12月15日時点で3000ユーロ(約43万円)の目標を上回る約1万5000ユーロ(約218万円)を集めている。

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