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ラズパイPico Wで動く電子ペーパー基板「EnkPi」

Raspberry Pi Pico Wで動く電子ペーパーボード「EnkPi」がKickstarterに登場し、人気を集めている。オープンソースプロジェクトとなっており、キャンペーン終了後に基板ファイルやソフトウェアを公開する。

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EnkPiは、Raspberry Pi Pico WとE-Inkディスプレイを搭載した電子ペーパーデバイスだ。高解像度かつ低消費電力で、紙とインクと同等の視認性とデジタルデータの携行性を両立する。

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ディスプレイサイズは、2.9インチ(解像度:296×128)、4.2インチ(同:400×300)、5.83インチ(同:648×480)、7.5インチ(同:800×480)の4サイズ。黒、白、赤の3色表示、パーシャルリフレッシュに対応し、170度の広視野角と高いコントラスト比で昼間でも画面は見やすい。電子ペーパーなので画面表示の保持には電力は必要とせず、数日経過すると徐々に消えていく。

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他にも、プログラマブルボタン×6、FPCコネクター、デュアルUSB(microUSB/Type C)、オンボードRTC、コインセルスロット、オンオフボタン、microSDスロット、バッテリーコネクター、ブザー、JSTコネクターなどを搭載する。2台以上のEnkPiを、UART/I2C通信でつなげることもできる。

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EnkPiの価格は、2.9インチが40ポンド(約6400円)、4.2インチが60ポンド(約9600円)、5.83インチが75ポンド(約1万2000円)、7.5インチが80ポンド(約1万3000円)。出荷は2023年3月を予定しており、日本への送料は18ポンド(約2900円)だ。2023年1月1日までクラウドファンディングを実施し、2022年12月23日時点で目標額の500ポンド(約8万円)を上回る約7600ポンド(約120万円)を集めている。

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