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回路設計からプロトタイプの製作までサポート——プリント基板設計支援ソフトウェア「EBE」

簡単にプリント基板の設計ができる設計支援ソフトウェア「EBE」がKickstarterに登場し、出資を募っている。支援者には、EBEを含むスイスのFlecheTechが提供するソフトウェアへの無制限アクセスのライセンスを提供する。

EBEは、専門知識がなくてもプリント基板を設計し、ワンクリックで試作品の注文ができるデスクトップソフトウェア。ユーザーが求める仕様を指定するだけで、EBEが設計を支援し、デザインルールを検証して最適なレイアウトや配線のカスタマイズができる。

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EBEはユーザーが要求する仕様に基づき、データベースから最適な構成部品を検索する。たとえば、加速度センサーやBluetooth機能、RGBインジケーターが必要なガジェットのプリント基板を製作する場合、3軸磁気センサー「LIS3MDLTR」を候補に選び、その他の部品との相性を確認できる。

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EBEが選択した構成部品をレイアウトすれば、自動で配線とDRC検証を実行してくれる。マニュアルでの配線も可能だ。設計が完了すれば、ワンクリックでPCBWayに発注もでき、完成品のプリント基板、もしくは組み立て前のキットの状態で入手できる。

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EBEのライセンスは、今なら数量限定早割価格149ユーロ(約2万1000円)で入手できる。2023年2月からの提供開始を予定しているが、ベータ版はすぐにでも利用できる。2023年1月1日までクラウドファンディングを実施し、2022年12月26日の時点で約5600ユーロ(約80万円)を集めている。

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