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インドの民間宇宙ロケット、3Dプリント製一体型エンジンのホットテストに成功

インドの宇宙開発スタートアップAgnikul Cosmosは2022年11月8日、一体型の3Dプリント製ロケットエンジンのホットテストに成功したと発表した。

2017年に設立されたAgnikul Cosmosは、宇宙旅行をシンプルで素早く、低コストなものにし、全ての人にとって宇宙を身近にすることを目指している。社名の「Agnikul」はサンスクリット語「Gurukul」から派生した言葉で、「人々が火の使い方を学ぶ場所」という意味があるという。

現在、100kgのペイロードを高度700kmのLEO(地球低軌道)へ投入できるロケット「Agnibaan(火の矢)」を開発中だ。Agnibaanは全長18m、直径1.3mで、顧客用途に合わせてカスタマイズ可能なロケットだ。

その第2段エンジンとして開発したのが、再生冷却方式の半極低温エンジン「Agnilet」だ。素材はインコネルで、先進の3Dプリント技術を利用している。部品を一体成型することで、組み立て工数を削減し、人の介入や製造時のミスを減らせるという利点がある。

試験は2022年11月4日、ISRO(インド宇宙研究機関)のVikram Sarabhai宇宙センター(VSSC)にある、垂直実験設備で実施し、15秒のホットテストに成功している。

fabcross for エンジニアより転載)

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