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2種類のレーザーを搭載——多様な材質に対応するレーザー加工機「LaserPecker 4」

デュアルレーザーを搭載するレーザーカッター「LaserPecker 4」がKickstarterに登場し、3億円を超える支援を集める大ヒットとなっている。

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LaserPecker 4は、波長1064nm出力2Wのファイバーレーザーと、波長450nm出力10Wのダイオードレーザーを搭載するレーザーカッターだ。タッチスクリーンをスワイプすれば瞬時にレーザーの切り替えができ、多様な材質への高精細な彫刻とカット加工ができる。

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ファイバーレーザーはメタルやプラスチックの彫刻に、ダイオードレーザーはウッドやレザー、ガラスの彫刻とカットに適している。加工スピードは2000mm/sと高速ながら、3μmの高精度な加工が可能。カットでは5mmのアクリルと8mmのウッドを切断可能で、彫刻は粒度0.01mmで8K解像度の高精細な描写ができる。

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本体サイズは241×82.1×139.7mmで、最大加工サイズは160×120mm。オプションのスライドエクステンションを使えば、加工サイズ160×300mmまで対応する。オプションのロータリーエクステンションを使えば、円錐形や球体、円筒形、リング形状の内/外側への加工も可能になる。

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ソフトウェアは、マルチレイヤー編集や彫刻変数設定、マルチフォーマットイメージインポート機能を搭載した「LaserPecker App」と「LaserPecker PC」、有料の「LightBurn」に対応する。ファイル形式はGコード、JPG、PNG、BMP、SVG、DWG、DXFなどに、接続はBluetooth 5.0とUSBに対応する。

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LaserPecker 4は、今なら数量限定の早割価格1万340香港ドル(約17万円)で入手できる。電動サポートトラック、保護シールド、電源アダプター、ゴーグル、USB Type-Cケーブルが付属する。2023年3月の出荷を予定しており、日本への送料は59ドル(約7600円)になる。

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LaserPecker 4は、2023年2月13日までクラウドファンディングを実施中。1月17日時点で、38万8708香港ドル(約640万円)の目標額を大きく上回る約2400万香港ドル(約3億9500万円)を集めている。

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