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住宅メーカーの米Mighty Buildings、3Dプリントによる「ネットゼロ」ハウスを展開中

住宅メーカーの米Mighty Buildingsは、特許取得済みの3Dプリント技術を特徴とした、持続可能な「ネットゼロ」の住宅を開発している。

同社の建築工法「Mighty Kit System」は、廃棄物の量を従来方式と比較して1%にまで削減できると見積もっている。これにより、標準的な住宅1棟の建築で2~4トンの廃棄物を削減し、CO2排出量を低減するという。また、独自の3Dプリント技術を改良するために、リサイクル可能な充填材、生物由来やリサイクル可能な素材を採用している。

建材の一部には、リサイクル樹脂、鉄筋を代替する強度を確保したガラス繊維を採用し、コンクリートで形成する場合と比較して部材を削減できる。使用する素材は断熱性、遮音性、耐水、耐カビ、耐虫害といった特性に加えて、地震やハリケーンなどの自然災害に耐える。

同社は、二酸化炭素排出量の27%を占めるという住宅建設技術の改革を目指している。今後5年にわたり、廃棄物ゼロの生産工程、Kit Systemの設計、コンクリートを使わない独自の建築技術の確立に取り組む。その結果として、2028年までに建築における「カーボンマイナス」を目指す。

fabcross for エンジニアより転載)

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