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「指先で考える」ロボットアームを——Thinker、赤外線とAIを組み合わせた「近接覚センサーTK-01」を開発

Thinkerは、赤外線とAIを組み合わせた独自のセンシング技法により鏡面や透明物質の認知も可能にする「近接覚センサーTK-01」を開発、評価用デバイスを数量限定で提供開始した。

同社によると、「近接覚」は、視覚とも触覚とも異なる物体の認知方法で、見たり、触ったりせずに認知することから「人間にはない感覚」とされている。TK-01は、対象物との距離と傾きを同時に計測する独自のセンシング技術により、死角部分を含めたモノの形状や鏡面や透明物質の認知を可能とした。独自の高速/高精度AI技術と組み合わせることで、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた現場に応じた臨機応変なピックアップが可能となるほか、ティーチング負担の軽減も促進するとしている。

導入評価用デバイスのセンサー基板サイズは55×15×2.5mm、AI基板サイズは55×60×14mmで、上市予定の製品と同寸法、同構成となっている。測距は1.5~20.0mm(分解能0.1mm)、測角は-20.0~+20.0deg(分解能0.5deg)。電源電圧は5V、通信方式はRS-422(500000bps)、サンプリングレートは約5msだ。

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