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アメリカで初めて認証された小型原子炉の建設/操業に関する最終規則が発行

米原子力規制委員会(NRC)が2023年1月20日、米NuScale Powerの小型モジュール式原子炉(SMR)を認証する最終規則を発行したと発表した。アメリカで認証された原子炉設計としては7例目、SMRとしては同国初の認証例となる。

NRCは2018年3月にNuScaleの認証申請を受理し、2020年8月に最終技術レビューを発行。2022年7月に認証を決議していた。最終規則は2023年2月21日に発効され、以降、原子炉の建設と操業を申請する事業者は同社のSMR設計を選べるようになる。

今回認証されたSMRは、大型原子炉の3分の1ほどの大きさで、1基あたり50メガワットを発電する軽水炉だ。NuScaleの設計では、原子炉建屋は最大で12基のSMRを収容できるため、出力は最大で約600メガワットを予定している。対流や重力を利用した自然な設計で、モジュールを原子炉建屋の地下プールに沈めて冷却するため、追加の水や電力、人による操作が不要だという。

現在、アイダホでNuScaleのモジュール6つを使用した実証プラントの建設が予定されており、2029年に稼働を開始し、翌年にはフル稼働に入るとしている。

fabcross for エンジニアより転載)

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