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ラズパイPicoのデバッグに——Raspberry Pi財団、RP2040搭載デバッグプローブキット「Raspberry Pi Debug Probe」発売

Raspberry Pi財団は、マイコン「RP2040」搭載のデバッグプローブキット「Raspberry Pi Debug Probe」の販売を開始した。

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同財団は2021年1月、独自に開発したマイコン「RP2040」を搭載したRaspberry Pi Picoを発売。それ以来、Raspberry Pi Picoで動作するプログラムのデバッグに別のRaspberry Pi Picoを使うトレンドがあることから、Raspberry Pi Debug Probeの開発にいたったという。

RP2040搭載のRaspberry Pi Debug Probeは、ArmのCoreSightデバッグアーキテクチャを利用して、Raspberry Pi Picoを含むRP2040などCortex-M0+マイコンのアクセスポート経由でのデバッグが可能なデバッグプローブで、価格は12ドル(約1600円)だ。

RP2040のデバッグポートには少ないピンで接続が可能なSWD(Serial Wire Debug)ポートで接続し、USBとSWD間のブリッジとして機能する。また、ホストコンピューターやデバッグ対象デバイスとの接続用ケーブルも提供し、デバッグ用途以外にもローコストな汎用USBシリアルアダプターとして利用可能だ。RP2040搭載デバイスをターゲットに設計しているが、3V3 CoreSight SWDポートを備えたArmベースのマイコンであれば利用可能だ。

プロセッサーシリアルデバッグインターフェースとUARTインターフェースをサポートし、どちらもRaspberry Pi 3-pinデバッグコネクターを使用する。対象デバイスとの接続にはんだ付けは不要で、WindowsやMac、Linuxコンピューターなど広範なホストプラットフォームを使って利用できる。キットの内容は、22×32mmの本体とプラスチックケース、USBケーブル、JSTコネクターに接続する3種類のデバッグケーブルとなっている。

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