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ラズパイでArduinoをパワーアップ——Arduino互換ボード「Ardi」シリーズ

Arduino互換ボード「Ardi」シリーズがKickstarterに登場し、人気を集めている。Raspberry Pi Pico Wを搭載した「ArdiPi」と、ESP32を搭載した「Ardi-32」をラインアップする。

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Ardiシリーズは、Arduino Unoと同じ機能を備えながら、処理速度と記憶容量、ネットワーキング機能を向上。リレー、UHF、ディスプレイ、RFIDの4種類の専用シールドを提供し、さまざまなプロジェクトに活用できる。

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ArdiPiとArdi-32はどちらもArduinoフォームファクターを採用し、Arduinoベースの拡張ボードとHATと互換性がある。また、5種類の音を出すプログラミングができるマルチチューンブザー、ストレージやデータ復帰に利用できるSDカードスロット、リセットボタン、GPIOなどを搭載し、優れた拡張性を備える。

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ArdiPiは、Micro USB Type Bポート、SDカードポート、 2MBフラッシュメモリ、Arduino互換ピン、リセットボタン、シングルバンド2.4GHz帯ワイヤレスインターフェース、ブザーを搭載し、MicroPython/CircuitPythonをサポートする。Ardi-32は、GPIOピン×22、ブザー、SDカードポート、ブートボタン、CPU(160MHz)を搭載し、SPI/UARTをサポートする。

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ディスプレイシールドは、240×320ピクセルの2インチIPSスクリーン、プログラマブルボタン×2、5方向ジョイスティックを、リレーシールドは、4CHリレー、リレーステータスLED×4を、UHFシールドは、0.91インチOLED、UHFアンテナを、RFIDシールドは、RFIDリーダーモジュール「EM-18」、ブザー、リレーを搭載する。Ardiと接続することで、さまざまなプロジェクトに活用できる。

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ArdiPiとArdi-32は18ポンド(約2900円)、リレーシールドは8ポンド(約1300円)、RFIDシールドは16ポンド(約2600円)、ディスプレイシールドは18ポンド、UHFシールドは80ポンド(約1万3000円)で提供する。出荷は2023年5月を予定しており、日本への送料は10ポンド(約1630円)だ。

Ardiは、2023年3月18日までクラウドファンディングを実施中。3月10日時点で、目標額の500ポンド(約8万円)を上回る約4700ポンド(約76万円)を集めている。

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