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アパート向け、シェアリング型の太陽電池パネルが登場——エネルギー危機に対応

豪Allume Energyと非営利団体Wales & West Housing、ウェールズ政府は2023年2月14日、同社の太陽光発電ソリューション「SolShare」を、イギリスの住宅セクターに初めて導入すると発表した。

SolShareは、集合住宅の屋根に設置された1枚の太陽光発電システムを、複数の世帯に接続する、世界で唯一の技術だ。同プロジェクトでは、24棟のアパートの各戸を、低コストの太陽光発電システムに接続するかたちだ。

SolShareは、世帯ごとにパネルを導入する従来工法と比較して、費用、設置面積、発電効率のいずれも優れており、各アパートの電力需要の55~75%を賄うと見込まれる。また、電力供給と検針のインフラの変更を必要としないため、新築たけでなく、既存の建物に追加することもできる。

Julie James気候変動大臣は、同プロジェクトについて、「電力コストが上昇中の現在、住宅のエネルギー効率の改善は、事態の差し迫った気候問題に対処するだけでなく、生活に困窮する家庭への支援にもなる」と述べた。

同プロジェクトは、既存の住宅の脱炭素化を進める「Optimised Retrofit Programme(最適化されたレトロフィットプログラム)」の一環として、Wales & West Housingと共同で、ウェールズ政府からの資金提供のもとで推進している。

fabcross for エンジニアより転載)

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