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Arduino、性能を大幅に向上した32ビットMCU搭載「Arduino UNO R4」を発表

Arduinoは、シングルボードコンピューター「Arduino UNO R4」を発表した。

Arduino UNOシリーズの最新版となるUNO R4は、これまでのフォームファクターとシールドの互換性を継承しながら性能を大幅に向上。追加機能なしでコスト重視の「UNO R4 Minima」と、Wi-Fiモジュール「Espressif S3」搭載の「UNO R4 WiFi」の2モデルを展開する。

UNO R4は、32ビットArm Cortex-M4コア搭載のRenesas製MCU「RA4M1」を採用し、UNO R3の3倍となる48MHzで動作する。SRAMは2KBから32KBに、フラッシュメモリーは32KBから256KBに拡張し、より高度なプロジェクトへの対応が可能となる。

また、USBはType-Cにアップグレードし、電源電圧を最大24Vに引き上げた。さらにCANバスを搭載し、配線の削減や複数のシールドを接続しての異なるタスクのパラレル実行を可能にしている。加えて12ビットのアナログDACを内蔵する。

ピンアウトと5Vの動作電圧、フォームファクターはUNO R3を踏襲し、既存のシールドとプロジェクトとの互換性を最大限に確保したという。ソフトウェアも主要なArduinoライブラリーとの後方互換性を持たせているが、AVRアーキテクチャに最適化したものについては移植が必要になる。

2023年5月下旬のリリースを予定しており、UNO R4リリース後もUNO R3の提供とサポートは継続するとのことだ。

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