セラミック3Dプリンティング専門のLithozと、独自の精密ガラスパーツ製造技術を有するGlassomerがパートナーシップを締結。高性能なアプリケーションの3Dプリントに適した石英ガラス材料を開発した。

Lithoz独自のセラミック光造形（LCM）技術向けにGlassomerの高性能溶融シリカガラスを改良し、産業用途向けの特性を備える材料に仕上げた。高レベルな精度と複雑さを再現する石英ガラスベースの複合スラリーは、両社にとって革新的な成果だとしている。

設計自由度の高い3Dプリンティングの分野での、機械的安定性、高温や薬品への耐性、熱膨張が起きにくく耐熱衝撃性を備える高性能溶融シリカガラスの活用促進が期待できる。特性は身近なソーダライムガラスよりセラミックに近いといい、GlassomerのCSO、Dr. Frederik Kotz-Helmer氏は「この透明かつ高純度のグラスソリューションは、光学やテクニカルパーツなど多くのアプリケーションに、大きな可能性をもたらすだろう」と説明する。