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Raspberry Pi Pico搭載エルゴノミクスキーボードを自作——キー36個を手配線

Raspberry Pi Picoを搭載した自作エルゴノミクスキーボード「ScottoErgo」を、Raspberry Pi公式ブログが紹介した。

ScottoErgoは、キーが列ごとに縦にずれたカラムスタッガード配列を採用したキーボードで、本体を傾斜した形状にすることでタイピング時の負担を軽減するよう設計されている。左右それぞれにキーを3行×5列で配置し、その下側に親指を使ってタイプするキー3個を中央寄りに配置した、合計36キーのキーボードだ。

キーボードの制御基板としてRaspberry Pi Picoをキーボード本体中央部に搭載。Akko製タクタイルスイッチ「CS Lavender Purple」と小信号用汎用ダイオードを、プレートと一体化した本体ケースに取り付けて無刻印キーキャップをかぶせており、キーをたたくとカチカチと打鍵音が鳴る。

ScottoErgo
Scotto Ergo

ScottoErgoの本体ケースとボトムプレートはCreality製「Ender-3 Pro」で3Dプリントしており、Raspberry Pi Picoを保護するカバーには1.52mm厚の透明アクリルシートを使用している。

ScottoErgoを自作したJoe Scotto氏は、36個のキーそれぞれをRaspberry Pi Picoに手で配線している。また、Raspberry Pi PicoのUSBコネクターを取り外し、基板背面にあるテストポイントと、4ピン航空コネクターアダプターも手配線している。ScottoErgoの組み立てには全部で約10時間かかったという。

ScottoErgo

Scotto氏は記事執筆時点でScottoErgoを含め18種類のキーボードを自作しており、詳細はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示-非営利-継承4.0国際)の下、GitHubで公開されている。

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