5秒の会話でストレスチェック——PLEN Robotics、「PLEN Cube」を利用してメンタルヘルスを把握する「Care Cube」を製品化
2023/07/04 14:00
PLEN Roboticsは、リスク計測テクノロジーズ（RimTech）と提携し、約5秒間の会話音声を解析しメンタルヘルスを把握する「Care Cube（ケアキューブ）」を、2023年7月3日に製品化した。
Care Cubeは、PLEN Roboticsが開発した顔認証AIアシスタント「PLEN Cube」とRimTechが開発した音声解析エンジン「Motivel」によって構成され、2021年に同社が業務提携して以来、複数の医療機関にて実証と改良を重ねた。
メンタルヘルスチェック対象者の顔を見つけるとCare Cubeが声かけをして、約5秒間の会話の音声を特徴量把握のため独自のアルゴリズムを使って解析し、心の健康状態をグラフで表示する。
一般的なメンタルヘルスチェックでは、アンケートなど主観データに基づいてストレスの度合いを判断していたが、Care Cubeは入力された音声から、不随意筋である声帯の震えという客観データを検出し、機械学習により喜び／悲しみ／怒り／恐れなど8つの感情指標を数値化し、ストレスの度合いを数値化する。
測定結果は音声とアプリケーション上のグラフィック表示でフィードバックし、日々のメンタルヘルスチェックを継続することで、ストレスに起因するトラブルを2週間程度前に予測できるとしている。
PLEN Cubeを使用して顔を近づけると自動的にプログラムが起動し、単一指向性マイクの利用により騒音環境下でも音声を的確に把握できるとする。
Care Cubeの基本料金は、端末代が16万9000円、月額サービス料が7500円～（300人～）だ。
