RIM、Bambu Labの3Dプリンター「X1-Carbon」/「P1P」と自動フィラメント管理システム「AMS」を発売
2023/07/11 15:00
RIMは、3DプリンターメーカーBambu Labと正規代理店契約を締結して、学校及び企業法人向けの販売窓口を新たに開設し、FFF方式3Dプリンター「X1-Carbonシリーズ」「P1P」と、最大16色の多色造形が可能な自動フィラメント管理システム「AMS」を、2023年7月7日に発売した。
X1-Carbonは、2台のステッパーモーターでヘッドを駆動する「Core-XYモーションシステム」を採用し、最大造形速度500mm/s、最大加速度2万mm/s2、の高速造形を可能にする3Dプリンターだ。
最大造形サイズ256×256×256mm、積層ピッチ0.1mm、筐体サイズ389×389×457mmで、PLA、 PETG、TPU 、ABS、ASA、PVA、PET、PA、PC、Carbon/Glass Fiber Reinforced Polymerのフィラメントをサポートする。
また、7μmの解像度で高さを測るLiDAR(ライダー)センサー、AIによる1層目検査とフィラメントのスパゲッティ状検出、二重自動ベッドレベリングなどを採用し、印刷の失敗を未然に防ぎ、安定した造形を可能にする。
価格はAMS搭載のX1-Carbon Comboモデルが24万9000 円、AMS非搭載のX1-Carbonモデルが20万9000円となっている。
P1Pの特徴は、サイドパネルのデザインを変えるカスタマイズや、AMSホルダーや補助冷却ファン、チャンバーカメラなどのアップグレードができる点だ。
X1-Carbon同様に、2台のステッパーモーターでヘッドを駆動するCore-XYモーションシステムを採用し、最大造形速度500mm/s、最大加速度2万mm/s2、の高速造形を可能にする。最大造形サイズなどの主要スペックもX1-Carbon同様となっている。
アクティブ振動抑制機能(XY軸)とPressure Advance機能を備え、モーターを直接エクストルーダーに接続しフィラメントの押し出しと引き戻しをより精密に制御する。価格は10万9000円だ。
AMSは、4つのフィラメントスプールを1つに統合した、湿気から保護する自動フィラメント管理システムだ。フィラメント選択モジュールとバッファモジュールにより、フィラメントの適切な管理と供給を行う。湿度センサー、乾燥剤パケット、シリコンラバーOリングを使った防湿システムは、湿気が一定以上に上昇すると、自動的にシステムがユーザーに乾燥剤の交換をリマインドして、フィラメントを湿気から保護する。また、AMS HUBを利用することで4台のAMSを同時に接続し、最大16色の多色造形が可能になる。
AMSの本体サイズ368×283×224mm、製品重量2.5kgで、価格は5万9800円(価格は全て税込)となっている。