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0.02mmの高精度加工——初心者でも扱いやすいデスクトップCNC旋盤「Rownd」

初心者でも扱いやすいデスクトップCNC旋盤「Rownd」がKickstarterに登場し、わずか11分で目標額の調達に成功している。

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Rowndは、デスクトップサイズながら、多様な素材を0.02mmの高精度で加工ができるCNC旋盤だ。直感的に操作できるインターフェースを搭載するなど、初心者でも扱いやすいデザインとなっている。

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本体には、高品質アルミニウム製ベッドや鋼製ギアを採用することで、加工精度や耐久性を高めている。ユーザーはデザインライブラリーへのアクセスが可能で、豊富な加工サンプルデータを利用し、すぐに加工を始められる。

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本体の7インチタッチスクリーンでは、データの選択や一連の操作のほか、加工時間、回転速度、送り量などのデータの確認ができる。Wi-Fi、Bluetooth、USB Type-C、SDカードによるデータ転送に対応し、ゲームパッドやスマホのアプリ、PCのウェブアプリを使ったワイヤレス操作も可能だ。

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硬度CK45までの鋼、アルミニウム、真ちゅう、プラスチック、ウッドなどの加工に対応する。切りくずの飛散を抑え、排出性を高める構造を採用しており、メンテナンス性と安全性にも優れている。ATC(自動工具交換装置)やレーザー彫刻、自動CNCドリル対応のハイスペックモデルも提供する。

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本体サイズは750×450×450mm、重さは50kg、最大ワークサイズは直径150×300mm、軸移動量はX軸が125mm、Z軸が450mm、スピンドルの回転数は0~3000rpmとなっている。

Rowndの予定小売価格は6550ドル(約93万円)で、今なら数量限定早割価格3799ドル(約54万円)で入手できる。出荷は2024年2月の予定で、日本への送料は確認が必要だ。2023年8月11日までクラウドファンディングを実施しており、8月1日時点で、3万5000ドル(約490万円)の目標額を大きく上回る約61万ドル(約8670万円)を集めている。

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