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ラズパイを使って40年以上前の一体型コンピューターでYouTube動画を再生

Raspberry Pi公式ブログが、40年以上前に発売された一体型デスクトップコンピューターをハックして、YouTube動画を再生できるようにするプロジェクトを紹介した。

1977年に、米Commodoreはディスプレイやキーボードなどを一体化したホームコンピューター「PET 2001」を発売し、その後、PETシリーズとしてさまざまな機種を販売した。YouTubeチャンネルを個人運営しているThorbjörn Jemander氏は、このプロジェクトで、中古で入手したPETでYouTube動画を再生できるようにすることを目的としている。

Commodore PET with Raspberry Pi Zero 2 W
Commodore PET with Raspberry Pi Zero 2 W Thorbjörn Jemander/YouTube

Jemander氏は、Raspberry Pi Zero 2 Wや自作PCBなどを3Dプリンターで作製したカートリッジに収納し、PETの拡張ポートに差し込んで、Wi-Fi経由でインターネットに接続しYouTube動画を取り込むようにした。そして、オープンソースの画像処理ライブラリーOPEN CVを利用して、取り込んだ動画をPETの文字ディスプレーで表示できるよう、80字×25行のASCII文字に変換し、変換されたデータをフレームごとにビデオメモリーに読み込んでスクリーンに表示するという仕組みを構築した。

Jemander氏が公開した動画には、PETのディスプレーに緑と黒の2色表示で動画がフレームレート30fpsで再生されている様子に加え、ハードウェアや動画の変換手法などの詳細についての解説が収録されている。

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