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いつでも手軽に天体観測——スマホと組み合わせるコンパクトな望遠鏡「Hestia」

スマートフォンと組み合わせて使うスマート望遠鏡「Hestia」がKickstarterに登場し、3億円以上の資金を集めている。

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Hestiaは、iOS/Android対応スマートフォンと組み合わせて、昼夜を問わず手軽に天体観測ができるデバイスだ。電源を必要とせず、本体はコンパクトで軽く、複雑な設定が不要なため、初心者でも簡単に鮮明で美しい天体の観測と撮影が楽しめる。

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使い方は簡単で、三脚にHestiaを取り付け、Hestia上面の接眼部にスマートフォンのメインカメラを合わせて設置する。後は、スマートフォン向け専用アプリ「Gravity by Vaonis」のガイドに従い、目的の天体を捕捉するだけだ。

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光学系として独自の3群6枚構成のレンズを採用し、30mm径の対物レンズとプリズムで、スマートフォンのカメラセンサーに直接集光する仕組みだ。視野角1.8°、倍率25倍で、太陽や月、明るい天体を観測対象とする。ソーラーフィルターを使えば、太陽黒点の観測も可能だ。

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Gravity by Vaonisは、スカイマップでターゲットの捕捉を支援するだけでなく、天体に関する情報を提供することで学習にも役立つ。また、独自の画像処理アルゴリズムにより、複数枚の短時間露光画像を重ね合わせることで1枚の高感度で高品質な画像を得られるとしている。

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Hestiaの本体サイズは170×240×55mmで重さは500g。ダストカバーのみ付属する「ソロパック」、ダストカバーと三脚が付属する「スタンダードパック」、ソーラーフィルター、三脚、ハードケースが付属する「日蝕パック」を用意している。

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Hestiaのソロパックは189ドル(約2万7000円)、スタンダードパックは229ドル(約3万3000円)、日蝕パックは299ドル(約4万3000円)で提供する。出荷は2023年12月の予定で、日本への送料はソロパックが10ドル(約1400円)、スタンダードパックが15ドル(約2200円)、日蝕パックが20ドル(約2900円)だ。

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2023年8月17日までクラウドファンディングを実施しており、8月10日時点で、1万ドル(約143万円)の目標額を大きく上回る約217万ドル(約3億円)を集めている。

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