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立体構造が複雑な先天性心疾患の手術支援を目指す「軟質実物大3D心臓モデル」が 医療機器として承認

国立循環器病研究センターなどが開発してきた「軟質実物大3D心臓モデル」が、クラスⅡ医療機器(管理医療機器)として承認された。

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同機器は、同センターとクロスエフェクト、クロスメディカルの3社の医工連携により開発してきた。精密3Dプリンター技術である光造形法と、高精度造形が可能な真空注型法を応用。立体構造が複雑な小児の心臓形状を内腔までリアルに再現しているという。

国立循環器病研究センター主導による全国での治験を経て、2022年10月31日医薬品医療機器総合機構に医療機器承認を申請。各種審査の後、2023年7月27日付で厚生労働省よりクラスⅡ医療機器としての承認を受けた。

同機器を活用することで、先天性心疾患患者の複雑な心臓の構造を事前に正確に把握することができる。さらに、手術前にメスやハサミを使ってリハーサルすることで、より安全で確実な手術を、迅速に行えるようになることが期待されるという。

現在、より広く活用できるように、保険償還を目指した最終準備を進めている。

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