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映像品質などを向上させた分身ロボット「OriHime」の最新モデルを販売

オリィ研究所が、映像や音質を向上させた分身ロボット「OriHime」の最新モデル「OriHime ver.2023」 を発表した。

OriHimeは、スマートフォンやPCのブラウザーから遠隔操作でき、障害や病気、介護などさまざまな理由で外出が困難な場合でも、社会参加を可能にするロボットだ。2017年の発売以降、企業のリモート受付や、飲食店およびアミューズメント施設でのリモート説明員および販売員、また、リモートワークなど向けに活用されてきた。

今回の最新版は、これまで事例やフィードバックを反映して映像や音質、通信速度などを改善した。映像に関しては、カメラのスペックを従来の8倍に向上。最大4Kの映像をリアルタイムで閲覧できるようになった。これにより、ホワイトボードや看板、資料などの文字をより鮮明に確認できるようになる。

音質面では、デジタルマイクアレイを搭載し、より自然に音を拾うことができるようになった。スピーカーの音質も向上し、音量も従来の2.5倍で出力可能だ。

さらに、通信性能も改善。Wi-Fiアンテナは従来の2倍となり、電波が不安定な場所でも通信が安定する。通信速度も従来の最大10倍となった。その他、ユーザーが操作する際の映像や音声の遅延も低下した。

今回の最新モデルは、OriHimeシリーズ初となる販売モデルとなる。価格は、本体39万8000円に加えて月額利用料(7000~1万4000円、コースによる)が必要になる。また、本体に永年利用料を加えて72万2000円(いずれも税別)でも販売する。

OriHime ver.2023は、2023年8月23日から50台限定で予約受付開始。販売開始は同年10月を予定している。

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