Red Fox 2は、プリアセンブルされた3つの部品を組み立てるだけで完成させ、付属のタブレットで簡単に操作できるCNCルーター。材料の高さを自動で検知する機能を搭載し、初期設定の簡素化と時間短縮につながる。

丈夫なアルミニウム製の本体には振動を抑制するデザインを、駆動部には工業グレードのリニアガイドとボールスクリューを採用し、高い耐久性と安定性、加工精度を備える。700Wのスピンドルモーターの最高回転速度は3万rpmで、ウッド、テクニカルフォーム、メタクリル／アクリル樹脂、複合材料、非鉄金属材料などの加工に対応する。

USBとWi-Fi接続に対応し、付属のタブレットや手持ちのスマートフォンを使って操作できる。CNCミリングプラグインを実装した「Inkscape」を搭載し、「Vectric Vcarve」や「Aspire」などのソフトウェアにも対応する。オプションで、曲面に加工できるロータリー装置やレーザーモジュールを提供する。

Model Sの本体サイズは1020×845×530mmで重さは60kg、加工エリアは700×500×100mm、Model Mのサイズは1420×1095×530mmで重さは80kg、加工エリアは1100×750×100mmだ。位置精度はXY軸が0.05mm、Z軸は0.01mm、1分当たりの最大送り量は6000mmとなっている。

Red Fox 2のModel Sは、今なら数量限定早割価格2349ユーロ（約37万円）で、Model Mは同2599ユーロ（約41万円）で入手できる。2024年2月の出荷を予定しており、日本への送料はModel Sが150ユーロ（約2万4000円）、Model Mが200ユーロ（約3万2000円）だ。

2023年9月22日までクラウドファンディングを実施し、9月19日の時点で2万ユーロ（約317万円）の目標額を大きく上回る約28万ユーロ（約4420万円）を集めている。