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AWSを使ってリアルタイム追跡や勤務管理システムなどが作れるキットが販売開始

スペクトラム・テクノロジーは「はじめてのAWSを使った運行管理開発キット」の販売を開始した。

同製品はGPS端末としてRaspberry Pi 4 Bを採用しており、AWS location service、IoTのクラウドを使用したWebアプリをトータルで提供。リアルタイム追跡や勤務管理、ジオフェンスを利用した配達通知などの用途で利用でき、コスト削減に応用可能だ。システムの構築に要する期間は約1週間程度で、データ流出を防ぐ専用システムを構築できる。

アプリではGPSによるリアルタイムトラッキング機能や、地図上に設定したエリアに対象物が入出力した時点でアラームを通知するジオフェンス機能に加え、出発地から目的地までのルート計算や場所検索、地図表示などの機能を搭載している。

また、メールやSMSなどでの通知機能や、GPS情報を外部ウェブサイトで確認できるリアルタイムモニター機能、勤務管理分析ツールも利用可能だ。さらに、RTK-GNSSによる位置情報の提供や、9軸センサー(加速度、ジャイロ、地磁気)を利用したセンサー情報、ライブカメラを利用したカメラツールもカスタマイズとして提供する。

GPS端末の電源を入れるだけで、運転実績による勤務管理や速度分布による運転機能を管理でき、車の運行管理として活用できるほか、列車や自動運転、船舶やドローンを利用した配達通知などへの応用も可能だ。

キットにはRaspberry Piに加え、ケースやMicroSDカード、マニュアルやプログラムなどが付属し、価格は一式で6万6000円(税込)だ。オプション品として電源ケーブルやUSB Type-C変換ケーブルなども用意しているほか、GPS端末の増設機器も用意する。

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