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ラズパイ内蔵インスタントカメラと連動して最新写真を表示するフォトフレームを作ってみた

Raspberry Piを使用してインスタントカメラを改造したプロジェクトを、Raspberry Pi公式ブログが紹介した。

Max van Leeuwen氏は、祖父から譲り受けたインスタントカメラを改造し、祖母への贈り物として、改造したカメラとセットで機能するデジタルフォトフレームを作製した。祖母の家の本棚にフォトフレームを置いておき、改造したカメラで撮影した写真画像をフォトフレームに表示させ、祖母がいつでも最新の写真を見ることができるようになっている。

Instant Framed Camera
Instant Framed Camera

Leeuwen氏は、インスタントカメラと5.6インチ電子ペーパーディスプレイ搭載デジタルフォトフレームのそれぞれにRaspberry Pi 3 Model A+を1台ずつ使用。インスタントカメラのレンズの後ろ側にRaspberry Piカメラモジュールを搭載しており、カメラモジュールで撮影した画像をRaspberry Piで処理した上で、Wi-Fi経由でデジタルフォトフレームに送信する。

デジタルフォトフレーム内蔵のRaspberry Piが、受信した画像データを電子ペーパーディスプレイに表示させ、インスタントカメラ搭載のRaspberry Piが新しい写真画像を撮影したことを通知するまで、フォトフレームは画像を保持する仕組みだ。

Instant Framed Camera

電子ペーパーディスプレイは光を発しないため、表示される画像は本物のインスタントカメラで撮影した写真に似た色合いとなる。撮影後に写真画像データをフレームに送信し、フレームが画像を表示するまでには、インスタントカメラで撮影した写真が自動的に現像されて目に見えるようになるまでの時間と同様に、1分程度を要するようだ。

Instant Framed Camera

撮影した画像データをフォトフレームに保存する機能はないため、新しい画像データが送信されてフォトフレームに表示されると、前のデータは上書きされて削除される。

改造したインスタントカメラには、動作状況を示すLEDも組み込んでいる。また、実際には必要ではないものの、デジタルフレームにディスプレイのリセットボタンも用意している。

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